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一歩踏み出す力を留学で得た。カリフォルニアでの留学記

青学での学部・学科  文学部 英米文学科

留学した国   アメリカ

留学した大学  California State university San Bernardino

期間  一年( 14年 6月から  15年 3月)

留学開始時の学年  3年生

勉強したのは  TOEFL 

Q1 ざっくりまとめると、どんな留学生活でしたか?

メリハリのある留学生活でしたね。どれだけレポート・プレゼンの準備したかもわからないし、どれだけビール飲んだのかもわかりません。朝早くに起きて、授業に行き、空き時間で勉強をして、炊事をし、夜は基本的にゆったりしていました。

「留学先でインターンやれ!ボスキャリいけ!」とかいう人もいましたが、僕は英語に集中していました。詳しく言うと「英語を学ぶ」ことではなくて「英語を使う」ことに集中していました。だから勉強してしっかりした英語を学ぶのも、友達と遊んでカジュアルな英語を話すことも、すべて本気でやりました。

自分のキャリアや夢について考えるのはあと回しにしていました。「英語を使う仕事に就く」という夢は決まっていましたが、その「英語を使える自分」というのがどのレベルか、自分が発展途上だったのでよくわからなかったからです。だから今はメリハリをつけて英語をガッツリやったおかげで、英語ができる今の自分を基準に夢やキャリアを考えられるようになりました。

Q2 通っていた大学や地域の自慢をしてください。

何もないことです。「えっ」っと思う人もいると思いますがこれは自慢です。大学の周りにはスーパーとファーストフードぐらいしかありませんでした。カリフォルニアのドがつくほどの田舎町です。でも逆に言えば勉強に集中できるし、お金を使わずに済みます。空気がきれいだし、人は優しいです。「人生で一回は田舎に住んでみてもいいかな」と思いました。

二つ目は「日本人が少ない」ことです。大学には10人ほどしか日本人がいませんでした。そしておそらくそれが町全体の日本人の数とイコールだと思います。なので町で日本語を聞くこともなかったです。でも日本人学生10人はとても仲が良く、留学生ならでは、日本人ならではの悩みを共有したりできました。これは自分の「メリハリ」を付ける点で非常に助かりました。

Q3 留学中の天国と地獄について教えてください。

天国:スターバックスの経営戦略についてのグループプレゼンで一番重要なパートを任され、鏡の前で何回も練習して本番を成功させ、最高評価をもらったとき。「英語ができない留学生」という自分を見る周りの目が変わる瞬間を見ました。

地獄:ディベートの授業で、アメリカ人学生に言いくるめられ何も言えなくなってしまったとき。冷や汗が出て英語が出てこなくなった。(留学8か月目)。この経験は自分のさらなる英語力向上のきっかけになった。

Q4 休みの日は何をしていましたか?(ふつうの土日と長期休暇)

土日は基本的には親友(アメリカ人)と遊んでいました。車でいろいろなところへ連れて行ってもらったり、時には彼の実家にお邪魔して家族と話したりしていました。ゆっくりと過ごしていたのでリフレッシュになりました。

長期休暇は夏休みと冬休みがありました。夏休みはLAに6日間滞在しました。ハリウッドやベニスビーチに行きました。ベタな旅といえばべたな旅ですが、泊まったユースホステルで人種差別にあったり、初めましてをたくさんしたりして学ぶことはたくさんありました。

冬休みはNYに6日滞在しました。ユースホステルに泊まったのですが、夏休みにLAに滞在した時よりも会話のバラエティが増えている自分に驚きました。LAの時は自分が頑張ってついていく感じだったのに対しNYの時は皆が日本のことについて前のめりになって聞いてくれたのを覚えています。

Q5 行く前と、帰国後に感じたギャップがあれば教えてください。(どんなギャップ

でも可)

一番大きなギャップは「自分のギャップ」です。英語力や、コミュニケーション能力の成長はもちろんあります。ですが一番自分の中でギャップ、成長となったのは「一歩踏み出す力」です。

例えば皆さんも、電車の中で「席を譲るか譲らないか」のような迷いに出会ったことがあると思います。留学中はいやというほど「話しかけようか」「手を上げようか」「質問しようか」など、YESかNOの決断を迫られる機会がありました。そのたびに勇気を出して一歩踏み出す経験を何度も繰り返した結果「踏み出す」力が付きました。これは自分を変えるきっかけになりました。日本に帰ってきても、行くか行かないか迷う場面で行けるようになりました。

結果として失敗してしまったとしても、そのトライは間違いなくプラスです。間違いを恐れなくなったことが、自分にとってプラスだと思います。

Q6 忘れられない事件や思い出はなんですか?

ある土日の休みにGriffith Observatory(グリフィス天文台)に行った時のことです。峠道を上がっていかなければならないのですが、その坂道の途中で、友達の運転する車から白煙が上がり、壊れてしまったことです。そこは大学から車で一時間20分ほど離れており、友達も私も気が動転しましたが、一度冷静になり、日本でいうJAFのようなレッカーサービスを呼び、ドライバーに夕飯のハンバーガーをおごり、多額のチップを積んで大学まで車をレッカー移動してもらいました。

「日常安全だと思っていることは絶対ではない」こと。そして「チップの強さ」のようなものも学びました。情報解決能力があがったなと感じる出来事です。

Q7 留学に行こうか迷っている青学生にメッセージをお願いします!

僕は休学留学をしました。一年遅れることにはなりましたが、全く後悔していません。留学した一年に自信があるからです。これから留学する皆さんには「覚悟を決めて」、臨んでほしいと思います。覚悟を決めて、一年なり、半年過ごせば何かが必ず学べます。

ですが中途半端にやると留学なんて外国での遊び旅行と何ら変わりません。留学は楽しいし、学ぶことはたくさんあります。ぜひいい留学にしてください。


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